ロオジェ

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銀座にあるレストランロオジェへ行きました。↑画力のないのが残念ですが・・・

安易に「感動した」という言葉を使うのはあまり好きではないのですが、お料理を
いただいて「感動した」素直に思えるのは,本当にここしばらくなかったことです。
今回グランメゾンのロオジェへ行くにあたり、お店にいる時以外でもずいぶんと楽
しませてもらいました。
お店のホームページを見ながら、夫とふたり、コースにするのか、ア・ラ・カルト
にしようか協議(笑)したり。服装はどうしようか、とか。
今もすばらしいお料理と心地よいサービスが忘れられずに、頭の中はロオジェのこ
とでいっぱいなのです。

まずはじめにアミューズ・ブーシュ、3種。
黒いけしの実が敷き詰められた小さなお皿に真っ赤なビスキュイ。えびのクリーム
がサンドされています。
白いスプーンに乗った黄色いムース。口に入れるとまわりの薄いゼリーがプチっと
弾けます。
細長いピックにささった・・・忘れました(笑)
これだけでも色鮮やかでデザインも美しい。
私は下戸なので、最初から最後までミネラルウォーターですが、夫は食前酒と共に。

それからメニューが運ばれてきます。
結局コースではなくカルトで、それぞれに食べたいものを注文しました。私は
前菜に、ラングスティーヌのサラダ キャビア・オシェトラとポワローのクリーム
    海苔とピシタチオのピストゥ
メイン、千葉県産乳飲み仔豚 トリュフ風味のポレンタとシンプルなジュ
    ヴェルヴェーヌの香り

前菜の前に、伊勢えびのムースとすかんぽのメレンゲ。
ムースは伊勢えび、だったと思うのですが、すかんぽのほうに話題が集中してし
まって、肝心のムースのほうが(笑)
子どもの頃、道ばたに生えていたすかんぽを折って食べていたのですが、お店の
方とお話させていただいて、私たちがすかんぽと思っていた草は多分いたどり。
いたどりもすかんぽもどちらも酸味があり、いたどりは茎を食べます。
すかんぽはどちらかというと、ほうれんそうのような葉ものの野草だそうです。
身近な野草が洗練されたフレンチに昇華されていることに、すごい驚き!
濃厚なムースとスカンポの酸味。口の中で溶けあって、なんとも言えない美味しさ。
ここからすでに先制パンチ!!

美味しさは、口に入れた瞬間に感じるもの。
口に入った途端に思わず「おいしい〜」と言わずにいられない。
ふにゃあ〜っと頬が緩んでいくのが自分でもよくわかります。
多分すっごい幸せそうな顔してるんだろうなあ〜(笑)
盛りつけでまず目を喜ばせて期待を高めてくれて、期待をさらに上回る美味しさ。
それぞれの味が何層も重なり合って調和した完成された味。
メインの仔豚。それだけでも素材の味や焼き加減でもちろん美味しいのですが
それにトリュフ入りのポレンタ(とうもろこしのマッシュ)を一緒にいただくこ
とで、ロオジェの味になる、と思いました。
そして付け合わせ(といっていいか。お皿の中のものすべてが主役という感じな
ので・・・)のブーダン・ノワール(豚の血のソーセージ)。今まで食べたこと
がなく、一度食べてみたいと思っていたので、ここで出会えてよかったです。
こういうクセのあるものは初めて食べたものが口に合わなかったら、そのものが
嫌いになってしまう可能性が大きいからです。
まったく嫌な臭みのなさとエキゾチックなスパイスが効いて、すごく美味しかっ
たです。仔豚以上の印象の深さ。
ひと皿を時間をかけて存分に楽しむ。たっぷり時間をかけて楽しめるだけの要素
がひと皿に詰まっているのです。

そしてまた、サービスがすばらしいです。つねにさりげなく目を配ってくれてい
て、リラックスできるようにやわらかく、ちょうど良い距離感で接してくれます。
お料理と雰囲気とサービスとすべてが揃った最高のおもてなしだったと思います。

デザートの前にマカロンやアイスクリームが供されて、そしてメインのデザート。
私は苺のハンバーガー。美味しさはもちろん、洗練された可愛らしさ。
そのあとに、これでもかっ!っと(笑)プチフールの3段ワゴン。
いくつでもお好きなだけどうぞ。「控えめですね^^」と言われましたが、お腹
いっぱいなんですヨ。あ、心もね。

人生を豊かにしてくれる夢のような時間。忘れられません。同じようにはなかな
かできませんが、とても勉強になったし、仕事のモチベーションもぐぐっとあが
った気がします。なかなか伺えないお店ですが、いつかまたきっと。絶対に!!
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by niji-no-tane | 2009-02-09 13:37 |
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