是枝裕和監督「歩いても 歩いても」。 久しぶりに集まった家族が織りなす、なんてことないある夏の1日。 特別な事件が起こることもなく時間が過ぎていくようだけれど それぞれひとりひとり、ほんとの気持ちは胸の奥に。 家族だからこそ見栄をはったり、反発したり。 微妙な距離感、心のかけひき。それぞれの想いが絡まり合う。 ごく普通に暮らしているひとでも、なにかしら小さな秘密くらい 持っているものだ。 あまりに淡々と、そしてあまりに誰にでもありそうな風景が ちくりちくりと胸を刺す。 生きているときには許せなかったことも、亡くなってからやっと すべてを受け入れることができるのだろう。 結局は自分もまた同じように年を重ね、時代は巡っていく。 今、この映画を観るのにちょうど相応しい年齢、かな。 海へと続く坂道の街も家族の歴史を刻み込んできた古い家も 良い雰囲気でした。
by niji-no-tane
| 2009-04-29 00:35
| 映画
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