香川県丸亀市の猪熊源一郎現代美術館へ「須田悦弘」展を見に行ってきました。
本物の植物と見間違うほどに精巧な木彫作品、と新聞で紹介されており、とても楽しみにしていました。 3階の展示室へ上がると、「エ?何もない?」。ですが、ありました。 花もない小さな雑草が床からちょこんと生えているのです。 本当にいつも目にしているような小さな小さな雑草が、ちょこんちょこん、と。 その展示室以外の壁面に2ケ所、浮き上がったように咲く、チューリップとサツキ。花びらの薄さや繊細さも本物のよう。 このような花などを経て、今回の名もないような雑草、という境地に至ったのだろう。そして、広く高い空間に見えないくらいの儚い命を宿す。その空間こそが作品なのだろう、ということは想像ができるのですが、はるばる出かけて行って、初めて須田さんの 作品を見る者にとっては、ちょっと物足りない思いが残ります。 もう少しいろいろな作品を見てみたかった。 床に生えた繊細な作品を傷つけないように、子供の手をぎゅっと握りしめて。いつもより厳重な監視の方たちの視線を感じながら、美術館を出たときにはホッとしました・・・疲れた・・・ カタログがまだ出来上がっていないのも残念でした。 機会があれば、また須田さんの作品を見たいと思うのですが。
by niji-no-tane
| 2006-07-24 00:05
| アート
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