ヘンリー・フール

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友達が貸してくれた「ヘンリー・フール」。初めてハル・ハートリー監督の作品を観ました。

ニューヨークの片隅で暮らす冴えない青年サイモンの家に、自称作家の謎の浮浪者ヘンリ−・フールがやってくる。思っていることを言葉にするのももどかしいようなサイモンに、ヘンリーはノートと鉛筆を与えて書くことを勧める。そんなサイモンが書いた詩は賛否両論を浴びながらも、なんと詩人として有名になっていく!!
作家は労働するべきでない、と放蕩な生き方をするヘンリーだが、それも自分の欲望を正当化するだけの言い訳に過ぎず、自らの作品も結局のところは・・・
出てくる人たちそれぞれに、真剣で一生懸命だからこそ滑稽で。
言うことばかり大きくて、どうしようもないようなヘンリーだけれど、それでも何故か許されてしまう。弱くて、ずるくて、恰好悪くて。まさにそんなFoolな人間臭さが彼の魅力なのかな。コメディでもなく、お涙ちょうだいでもなく、今までに観たことのないような感じの映画で、おもしろかったです。
彼の「人間の魂に囲いはない」というセリフが心に残っています。
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by niji-no-tane | 2007-06-04 14:08 | 映画
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