<   2007年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧

沢木耕太郎氏 講演会

f0065016_074266.jpg
文学書道館の館長である瀬戸内寂聴さんが親交のある作家を招いて催される寂聴招待講座。
今年の第1回目はなんと沢木耕太郎さん!!私が沢木さんを好きなことを知っていた椿ちゃんが誘ってくれ、どきどきしながら今日を迎えた。
自分でも予想以上に緊張して、まるで憧れの先輩に会いにゆく女子高生のようで(笑)

もっと濃い感じの人かな、と思っていた沢木さんはとても透明ですがすがしい印象で、今年60歳とは思えない、青年のような溌溂としたフットワークの軽さを感じた。
思えば、ノンフクションの作家として様々な人に会い、深く入り込んでいくには、アクの強い人ではダメなのかもしれない。相手が壁を作らず気持ち良く心を開いてくれるような、しなやかな感性を持つ人でないと出来ない仕事なのかもしれない、と思った。
実際には相当に強い意志と信念を持った人なのだろうと思うけれど、そういうところを前面に出さない軽やかさが、さらに印象を良いものにしていた。

1時間半の講演では、最近知り合った登山家の人の話から登山になぞらえて、人の生き方をソロ(個人)とパーティー(団体)に例えての話が軸となり、その登山家との話、映画にまつわる話、仕事や家族、実に話題が多岐に渡って、軽妙な語り口であっという間に時間がたってしまったのだけど、思い返してみると、かなり内容の濃い講演だったと思う。晩年の映画作りにおけるクリント・イーストウッドと黒沢明監督の違い、というのも興味深かった。イーストウッドが70歳を過ぎて尚、何故良い映画を作り続けることができるのか・・・役者が自分の個性を演技を見てもらいたいという、それを受け止めようというイーストウッドの柔軟さがあるから、という話。
沢木さんも今、ノンフィクションではなく小説2作目を執筆中。ということで、ご自身が新しい可能性をとても楽しんでいらっしゃる様子だった。沢木さんもイーストウッドと同じように、いつまでも柔軟な感性で人生を楽しんでいく方なのでしょう。そんな様子が身体全体からあふれていて、私にとってもとても励みになったように思います。

私が沢木さんの作品に出会ったのは、20代はじめの頃。沢木さんが世界を陸路で旅した時の経験を綴った「深夜特急」。通勤の電車の中で夢中になって読んで、すごく心に響いて、他のルポルタージュの作品も随分読みました。
「深夜特急」を読んで実際に同じような旅に出たわけではないし、何か形が残っているわけでもない。もう大分前に読んでいるので、どの本がどうだった、というのも今は詳しく書くこともできないのだけれど、人の奥深くに入り込んで行く沢木さんの視線や物事のとらえ方、とても興味深く、私に確実に影響をあたえ心にしみついていると思うのです。

今回はサイン会もなく、それでもどうしてもこの本にサインしてもらいたくて出口で待っていると、沢木さん登場!!一緒にいた椿ちゃんとうららさんが背中を押してくれ、憧れの沢木さんと握手。そして抱えていた「深夜特急」に快くサインしてもらい、
今思えば図々しくも、さらにもう一度握手してもらい、すると椿ちゃんが一緒に写真まで撮ってくれて、私はもう舞い上がってボーっとした状態で沢木さんにお礼を言って、
興奮状態で帰途についたのでした。
家に着くと、これまた興奮状態で講演内容を夫に喋りまくり、サインを見せてこの本がどれだけ私にとって大切か、ということを滔々と語り・・・(笑)
仕事を抜け出していった講演会でしたが、夫も「本当によかったね。すごく嬉しそう。」と言ってくれました。

若い頃に感銘を受けた本、それを書いた方に実際お会いすることが出来、その本に実際にサインを入れて頂く。そのことが本当にどれほど大きな意味を持つことか!!
この手が世界を回って、多くのものを見て、多くの人と出会い、言葉を紡ぎ出すのかと思うと、本当に感無量だった。
人生の中でほんの一瞬でも沢木さんとクロスする瞬間があったということ、とても意味のある貴重な時間だったと思う。今日の日に感謝して、また明日からを大切に。
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-30 01:44 |

ちょっと冒険?

f0065016_19262412.jpg
息子が小学校へ通いはじめてちょうど2週間。下校時間から大分経つのに今日はちょっと帰りが遅い。4月中は集団下校なので、3分の1くらいの距離まではお友達と一緒だけれど、あとはひとりで帰ってくる。仕事中なので迎えにもいけず、それでも気になるので、ちょこちょこ表へ出て見てみる。いつもの倍かかって、やっと帰宅。
どうして遅かったか訊ねてみると
「ボクな、寄り道はせんかったけど、遠道したんよ。」って直線コースをそれて、遠回りしてきたらしい。とおみちって・・・フツー、それを寄り道と言うのだよ!!
歩いての登下校にも慣れて少し余裕も出てきたようで。たった20分の距離だけれど、いろいろ心配しながら待ってるんですけどねえ。
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-24 20:50 | 家族

花の頃

f0065016_15184541.jpg
花の頃を過ぎても
その時々の美しさ
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-21 15:19 | 花とりどり

とんぼ発見♪

f0065016_106238.jpg
ん?この時期に?
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-17 10:06 | 小さな生きもの

誰も知らない

f0065016_9442252.jpg
是枝裕和監督「誰も知らない」。
実話を元にした映画って・・・

無垢で健気な子供たち。まだたった12歳の兄が妹弟たちのために、
自分でお年玉袋を買って「お母さんからだよ。」と手渡すあたりから、
もう涙がとまらなくなって

ずっと泣きっぱなしで・・・真夜中にひとりで泣きすぎて疲れた・・・

感想書こうと思ったけど、書けません。胸がいっぱいで。
観てない方は観てください。
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-16 09:52 | 映画

風にのって

f0065016_18595244.jpgふわり
風にのって
知らない景色を
見にゆこう
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-15 19:03 | 花とりどり

ゆれる

f0065016_14103467.jpg
西川美和監督「ゆれる」。
小さな田舎町で日々淡々と真面目に暮らす兄と東京で自由奔放な生活を送るカメラマンの弟。ふとしたきっかけで中のよかったふたりの関係が崩れてしまいます。
ふたりとそしてふたりを取り巻く人々のそれぞれの心の揺れ。
その揺れを象徴する渓谷の吊り橋。

心の奥にある感情に気付かないふりをしながら、自分自身の均衡を保って日々を過ごしている。そんな均衡もほんの小さな出来事でバランスを崩していく。それは特別な事ではなく、誰にでも起こりうること。吊り橋の向こう側へ渡るように。
兄が弟を愛しながらも、心の奥底には自由な弟に対する嫉妬や憎悪の気持ちを隠しもっていたこと。そんな感情をさらけだした兄の言葉を聞くのはすごくつらかった。隠された自分の心と向き合うことはとてもつらい作業だと思う。

ラスト。7年の歳月を経て。道路の反対側から叫ぶ、兄との関係を取り戻そうとする弟と、バスに乗ろうとして弟の声に気付き、わずかに微笑む兄。兄がこのままバスに乗って行ってしまったのかどうかはわからない。けれど、私は彼はこの町とは違うどこかへ、バスに乗って行ったのだと思う。これからは自分の本当の人生を始めるために。そう願います。

オダギリジョーが弟役、香川照之が兄役でしたが、私は圧倒的に兄役に引き込まれてしまい、完全に兄が主役の映画という印象でした。結局のところ真実はどちらなのか、本当のことを語っているのか、巧妙な嘘なのか、人の気持ちは簡単には計り知れない、心の深さを巧く描いているように感じました。
「ぼくを葬る」でもカメラマンが主人公でしたが、カメラマンというのは自由な人生を象徴する職業のようなイメージがあるのでしょうか。
バックに流れる音楽、挿入歌のカリフラワーズの曲も良かった。カリフラワーズ、聴いてみたいです。
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-13 15:13 | 映画

姫シャガ

f0065016_7474760.jpg
小さなつぼ庭に 楚々と咲いています。
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-07 07:58 | 花とりどり

カロライナジャスミン

f0065016_7555178.jpg
いつの間にかカマキリはいなくなってしまったけれど・・・
香りに誘われてまたやってくるかな
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-07 07:57 | 花とりどり

あぜ道の声

f0065016_1624539.jpg
低く大地に寄り添って
おはよう。
今日もいいお天気ですね。
[PR]
by niji-no-tane | 2007-04-05 16:26 | 花とりどり