たまごにいちゃん・たまごねえちゃん




f0065016_15403642.jpg小学校の授業参観のあとに、絵本の読み聞かせについての
講演会がありました。
講師は鳴門教育大学の余郷裕次先生。
ユーモアを交えて、とても楽しくお話をしてくださいました。

子供が小学校にあがり、自分で本を読めるようになると
すっかり「読んで聞かせる」ということもしなくなって
いましたが、子供の脳は「ちいさな大人の脳」ではなく
「子供の脳」。実体をともなわなければ想像することが
難しいのだそうです。文字や言葉だけで頭の中に映像が
浮かんでくる大人の脳が完成するのは11〜12歳。
そのころまでは読み聞かせがとても大切だそうです。

なぜ絵本が安らぎを与えてくれるのか。
読み聞かせは、乳児に対する授乳と類似の刺激を与えて
くれるそうです。
実際に何冊もの絵本を読み聞かせてくださり、カタチや
色、構図に込められたヒミツをわかりやすく解説して
くださいました。



私がとくに印象に残ったのが「たまごにいちゃん」と「たまごねえちゃん」。

「たまごにいちゃん」はいつまでもたまごのまま、大きくなりたくない。
おかあさんにいくら言われても「ぼくはこのままでいいのです」。
でもある日、石にぶつかってカラが割れてしまいます。たまごのままで
よかったにいちゃんは不満顔。
でもおかあさんやきょうだいたちに「かっこいいよ」と言われ、水に映った
自分をながめ「まあ、わるくないかな」としぶしぶ自分の姿を認めます。

ああ、なんだかうちの息子みたいだな〜、いつかカラが割れてくれるかな〜
と思っていると、

今度は女の子版「たまごねえちゃん」。
「たまごねえちゃん」はわがままばかり。おとうさんもそんなたまごちゃんが
可愛いので、せっせとお世話をしています。たまごちゃんのお世話でヘトヘト
になったおとうさん。自分で足をもんでいるとたまごちゃんが「わたしがする!」
と言って、自分でカラを「ばりん」と割ってしまいます・・・

これは男の子と女の子の成長の仕方の違いなのだそうです。
な〜るほど・・・

子供の通過儀礼である七五三。
3歳では乳児から幼児へ。
男の子5歳では幼児から子供へ。
女の子7歳では子供から大人になりました、という意味だそうです。
では女の子はいつ幼児から子供になるのか?
それは3歳ですでに済ませている。
では男の子はいつ子供から大人になるのか?
5歳で子供になって、男の子はそのまま・・・だそうです(笑)
あ〜なんだか男の人が羨ましいなあ。
大人とは?・・・それは責任を持つこと。
女の子は7歳ですでに責任感をきちんと持っているのだと昔の人は感じていたようです。
それでは男の子はどうやって自立するのか?
海外では寄宿学校だったり、日本でも昔は青年団等々の寄合いがあって
親から無理矢理にでも離れていく機会があり、大人になっていくのだそうです。

先生が「買い物に行っても、女の子は一生懸命お母さんと一緒に悩みますよ。
それは責任があるからです。男の子は自分の買いたいもののことだけで頭がいっぱい
です。それは責任がないから。ダンナも一緒でしょ(笑)」と仰っていて、
ちょうど帰りにスーパーマーケットに寄ると、娘は3本158円のきゅうりを1本づつ
品定めするのに真剣で、息子はあれ欲しいこれ買って、とまさに自分のほしい物の
ことだけでそわそわして。
ほ〜んと先生の仰るとおりそのままで、可笑しくて仕方なかったです^^

脳自体が違うと観念してそれぞれに接したら、私のイライラもちょっと減るかな?
最近していなかった息子への読み聞かせも再開してみようと思います。
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by niji-no-tane | 2009-09-26 16:49 |
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